よそ行きの日記

日記です。オチなし。意味なし。待てど海路の日和なし。

服を買うのが難し過ぎる

あんまり痩せた痩せたと言うと、実物が大して痩せておらず精々普通~隠れ肥満程度の体型であることがバレたときに恥ずかしいのだが、まあ何というか、実際問題として以前よりは余分な脂肪が落ちて体が細くなったというわけであり、それが故に持っている洋服のサイズが全然合わなくなってしまって大変だという話なのである。

どちらかというとサイズが小さくなった方の話なので、決して着れないというわけではない。楽に着れる。むしろ。ただやっぱり、折角痩せたのに、ダボダボの服を着て格好の悪い思いをするのも何となくシャクなので、この間全部思い切って捨ててしまったのだ。だから、本当にないのだ。着るものが。

このままでは冬を越せないということで、この間の週末くらいから少しずつショッピングに繰り出している。何年振りだろうか、ネット以外で買い物をするのは、という感じだが。

デパートやら路面店などをうろうろしてみるのだが、これがなかなか難しい。

そもそも最近になってようやく気が付いたのだが、自分はどうも身幅の割に肩幅が広いか腕が長いかするようで、既製服の大半は袖丈が足りない。ツンツルテンというやつ。ジャストは、シャツのサイズで言うと、39の90だ。スーツカンパニーにもスーツセレクトにもタケオキクチにも置いてなかった。不便である。

今までどうしてたのという話だが、まあとりあえず一番大きいサイズを買って細かいところには目を瞑ってたというのが正直なところで、今般、ちょっとスリム化したことをいいことにちゃんとサイズの合った服を着てみようと思い立ったという話ではある。急に色気づいたと言われればそういうことかもしれない。この歳にして。やっぱり人間は見てくれだけだと。そのように考え直したわけである。

まあそれはいいのだけど、とりあえずコートが一着あれば冬は越せるだろうという方向付けで、まずはそこから重点的に探す。ところが、矢張りどうも身幅の合うものは袖が短くて手首が露出してしまうし、それならと1サイズあげると今度は胴回りが野暮ったくなってしまう。というか、1サイズあげたら太ってた時と同じサイズなので。意味ないじゃんという話。

店を数件まわったところで、世の中に数多あるコートを一着ずつ試してまわるという行為に嫌気がさした私は、世の中の情報を一括管理する大google先生の力を借りることを決心。一旦家に引き上げてネットサーフィンに精を出すが、これもイマイチ捗らない。

メーカーごとに採寸の基準が違うということもあるし、そもそも1cm,2cmというかなり微妙な違いの話なので、生地素材や縫製で、大分様子が変わるということもあるのだろう。店回りで試着した服を気合で探し出し数字でサイズを把握しなおすものの、必ずしも数字の大小は着てみた印象と一致しない。あの比較的ちょうどよかった服は袖丈61とあるのに、別の短かかったやつが袖丈63表記などということが間々ある。同じ店で、だ。要するに、まったく要領を得ない。

藁をもつかむ思いでyahoo知恵遅れにも当たる。アバクロなどの海外ブランドは袖丈が長いよ、とある。なるほど、と。いうことでアバクロを調査。しかし何なんだろうあれは。画像検索その他の結果を鑑みるに、どうも裸のマッチョメンが薄暗い店内でクラブミュージックにあわせて踊っている店のようだ。わけがわからない。アパレルじゃないのか。そんなところには到底行けそうもない。

結局、丸一日くらい探し回って何の成果もあげることができなかった。スーツは買えたが。セミオーダーなので結構高いし、肝心の越冬防寒採暖に関してはなしのつぶてである。

正直、困っている。

洋服を買うということがこんなに難しいことだということに、33年生きてきて初めて気が付いた。どなたかコツを知ってらっしゃるようでしたら是非教えてください。