よそ行きの日記

日記です。オチなし。意味なし。待てど海路の日和なし。

茅場町の近代化と致死量ハンバーガー

茅場町に、ヴァションなんていう、ちょっとオシャレな雰囲気のレストラが出来た。シアトルズベストコーヒーと併設。芝公園にもあるらしい。

ちょっと前まで茅場町の喫茶店と言えば、全席喫煙は当たり前、古くて汚いが若干柔らかめのソファ席でガムシロップ入りのレイコーとスポーツ新聞を提供するオッサン憩いの場であったが、ここ最近ヴェローチェができ、タリーズができ、そしてまた今回のシアトルズベストができと、にわかに近代化が進んでいる。

とはいえ、ここ最近の株高で証券業界にも活気が戻ったという話かというと、必ずしもそうではない。むしろ、タリーズができたのは十字屋証券の跡地であり、シアトルズベストができたのは日興証券の跡地なのであるから、復興というよりは入れ替えである。ついに古臭い株屋勢は街を追われ、空いた土地で徐々に新しい商売が興っているという話。

そんなことは知ってか知らずか、シアトルズベストでは、こんな人たち今まで茅場町のどこにいたのでという感じの、若くてスッとした男女がちょっとオシャレなカフェタイムを嗜んでいる。やっぱり、供給それ自体が需要を生み出すのである。セイの法則は正しかったのだと、今の茅場町を見るに思わずにはいられない。


ということで、今日はそのシアトルズベストコーヒーと併設のヴァションなるレストランに行ってみたわけである。

メニューは、なんというか、アメリカ料理だった。アメリカ料理ってなんだって感じだが。要するに、高カロリー食だ。ハンバーガー、チーズ、フレンチフライ、チーズ、ピザ、チーズ、パスタ、チーズ、サラダ、そしてチーズである。

私は、よせばいいのにハンバーガーにブルーチーズをトッピングしてオーダー。ミートパテ、180グラム。どん!みたいな。フレンチフライ。どどーん!みたいな。

で、これが、実にこたえたわけだ。

まず、身体中の血液を消化器官系に動員したのか、とにかく究極に眠い。血液も一気にドロドロになったような感じがあって、血のめぐりが悪く、体がダルい。肩がこる。そして塩分が高すぎなので、異常に喉が渇く。たぶん、2Lは水を飲んだと思う。おかげで30分に一度トイレに行く必要があって大変だった。

チョッと風邪気味だったこともあってか、もうほとんど瀕死。午後、一切仕事できず。

オッサンを殺すのに刃物はいらないなと。ハンバーガーが2つ3つあればそれで十分なのだなということを噛みしめる結果となった。

夕飯は、子供たちには親子丼をつくって与えるも、自分は反動でツナサラダと味噌汁しか摂れず。

その甲斐あって今はようやく回復してきたが。きっと明日は胸やけだろう。

アメリカ旅行とか、もう無理だなと思った。