昇進しました
早いもので、今の会社に移ってもうすぐ5年。石の上にも3年というやつでしょうか。このたびブチョーになりました。まあ、とはいえ部員4人しかいないので。普通の立派な会社でいうところの課長以下である点、お含み置きください。
ただ、思えば若い頃に思い描いていた将来の自分というのは、どっちかと言うとむしろ仙人という言葉でしばしば言い表されるようないわゆる孤高の奇人だったのであって、何なら地方へ出張したタイミングなどで発狂して山へ消え、そのまま虎にでもなろうかと考えていたわけであり、まさかショーケンガイシャでブチョーになるなど夢にも思わなかったわけであります。
生来の生真面目さが災いしたのか、少しづつあるべき軌道を外れていき、気づけば随分遠いところまで来たものだと感慨ひとしおです。
当ブログは、開設以来、人に言うほどでもないつまらないことを、敢えて広く世の中に向けて発信していこうというパラドキシカルなコンセプトのもとで運用されており、いわば私の幼児性が端的に発露してておったのですが、さすがにブチョーってそれでいいのという気はしてきているわけです。
やはりあの、先日携帯電話片手に駅で「お世話になっておりますぅ」を連呼しながら小刻みにお辞儀を繰り返すロボットのような生き物を見たときに思ったのですが、人格が統合されているや否やというのは、ある種人間の出来不出来を決めかねない重大な要素であるなと感じている昨今です。
あ、こいつ上辺だけだなと。裏では何言ってるかわからんなと。ツイッターで愚痴られたら堪らんなと。
いまやそのような印象こそが、人の信頼をもっとも毀損するわけであって、逆に言えば、何となく普段からこんな人なんだろうなと他人から何かしら想像されるような人が、言わば信頼にたる人物ということなんじゃあないか。そんな風に思っています。
従って私はたぶん、ネットでさらけ出している幼児性の部分と、眉間にシワを寄せたサラリーマン風部分を、少し統合していかないといけないような気がしています。
ただそれは決して、幼稚な部分を封印するというような意味ではなく、それをむしろ、うまく表に出していく。対外的インターフェースの要点だけを残して内面的な幼児性やら何やらをチラ見せしていく。要するに、公も私もないんだと。その辺を全部統合して、ひとつの建造物として社会に据え置くんだと。よく分かりまんが、そんな感じです。
まあ、人によってはそれを滅私と称し、社畜乙と表現するのでしょうが、とはいえオトナになるってのはそういうことかななんて思ったりしているわけです。日和ったというか。
ということで、結局、何が言いたいのかさっぱりわからないわけですが、なかなか忙しくてブログも日記も更新できないものの、一応やる気はあるという話です。ブログも何とか年内更新したいです。
今後ともよろしくお願いします。