どうしたんだ半沢
平日。
通勤電車にて、録画した半沢直樹視聴。そう。PS VITAならね。
で、半沢。取引先である伊勢島ホテルの応接室で、何故か自分とこの常務に土下座。
オイオイ、どうしたんだ半沢くん。そうまでして君は一体何を守りたいのだ。だって、君のミッションは金融庁による伊勢島ホテルの分類を防ぎ、引当金繰入による巨額損失が銀行に発生することを防ぐことだろう。社長を交代すれば分類は1年間待ってくれるように金融庁とは話をつけたと、インテルで開幕2試合連続ゴール中の大和田常務が、いまさっき言っていたじゃないか。そのプランに一体何の問題があるのだ。
「伊勢島ホテルを再建できる人物は、湯浅社長しかいないと確信しています…ッ!」
だってきみ、そもそも金融庁による分類を避けるために、納得感のある再建案を模索していたのであって、とりあえず金融庁が納得しているという再建案を差し置いて、他の案を検討する必然性は一体なんなのよ。
「湯浅社長は、一族経営の悪しき風習を断ち切るために尽力しており…ッッ!」
湯浅社長の再建案ってのもなに、アジアからのインバウンドに注力?そのために上海の代理店と提携?そんないかにも2代目ボンボンが考えそうな安直な再建案に絆されて。きみは。あのね、福島原発問題でインバウンドの観光客は激減し、尖閣問題で特に中国からはパタッと途絶えた話知らないの?中国人観光客なんてリスクでしかないんだって。えっ?原発事故などはなかった?歴史修正主義者かきみは。
「やられたらやりかえす…ッ 倍返しだッッッ!」
倍返しってそれ…
何ベクレルだよ…
その後、現実世界に戻って仕事。
取引先から、割と緊急性の高い資金調達について相談あり。
頭の中に鳴り響く半沢のテーマ。
「社長…ッ!」
「それはさすがに…ッ 難しいと思います(テヘペロ」
現実はなかなかドラマチックにはいかない。やっぱり隠し資産とかが、帳簿を捲っただけで次々と出てくるようでないと具合が悪い。
明日は所用で関東財務局だ。相手はおそらく黒崎検査官だと思う。
意識し過ぎてこちらがオネエ言葉にならないよう気を付けないとならない。