トレーニングするための筋力がない
ふくらはぎが痛い。
どのくらい痛いかというと、手すりがないとマトモに階段を降りられないくらい。つまり、かなり痛い。
理由は承知している。クロストレーナーだ。
クロストレーナー。なに?って感じだと思うが。ジムによく置いてある。手と足をこう、交互に動かす。普通か。使用すると、なんとなくノルディックスキーみたいな動きになるやつ、というか。写真を貼った方がはやいのか。これ。
そう。このクロストレーナーが、カロリーを消費するうえでなかなか効率が良いという噂を聞き、チャレンジしてみた次第なのである。
ご承知のことと思うが、カロリーの消費は心拍数と相関がある。らしい。まあ心臓がポンプで、カロリーというのはつまり燃料だから、そりゃそうだろうなという気もする。その心拍数を、運動中、最大数値の7~8割程度、即ち大体140くらいで維持することが、もっとも効率の良いカロリー消費につながるのだそうだ。
ただね、この140で維持というのがかなり大変なんです。
ジョギングで想像してもらうと、つまりそれなりのスピードで走り続ける必要がある。流すと、心拍数も落ち着いてくるから。ところが、それなりのスピードで走ってると、基本的に足が痛くなってくるのだ。つまり、関節がもたない。筋力が足りないからだと思うが。心拍数の制限と間接系の制限は、まったく別次元の話だということだ。そりゃそうだ。
クロストレーナーは、足だけでなく、手も使う。従って、ジョギングにおいて膝の関節及び筋肉系が一手に引き受けていた負荷を、手にも分散できるという理屈。なるほどと。それは合理的だと。
ジムのクロストレーナーは、持ち手のところが心拍数計になっているようで、自分の心拍数もリアルタイムで把握可能。これは便利。最初は多少ギクシャクしたものの徐々に動き方にも慣れ、なんとか心拍数140以上を維持しながら1時間の運動を完遂したと。そういうわけなのである。
で、その結果が冒頭に書いた通り。信じられないくらいの筋肉痛。
おかしいではないか。負荷が低いというマシンのはずなのに。私も、何も昨日初めてジムに行ったというわけではない。もう1年近く通ってるんだぞ。
まあ、わかっていたことだが。要するに、有酸素運動でトレーニングするにも、ある程度、そのための筋力トレーニングが必要なのである。
逆もまた然り。腕立て伏せで筋肉に負荷を与えるだけの動きをするための体力がないということもあり得る。
卵が先か、鶏が先か、だ。