よそ行きの日記

日記です。オチなし。意味なし。待てど海路の日和なし。

日記を開設しました

たぶん、かれこれ5年くらいはてなでブログを書いていて、まあ「よそ行きの妄想」なんてタイトルを付けているのだけど、それはそれとしてそのまま置いたままで、この度は別のブログスペースをつくってみましたという、そういう話である。

なぜそんなことをするのかといえば。誰も聞いてないと思うが。それでも敢えて言えば、それは、なんとなくあっちのブログを書く敷居が上がってしまったためと、いうことではある。とんでもない自意識過剰みたいで若干痛々しいが。まあでもそういうことだ。

心当たりも、ないことはない。あちらのブログを書いてきて、最近ひとつだけルールを設けたのだ。なんてことはないルールだ。ひとつだけ。記事に、都度オチを付けるということ。

そんなことを白状してからあちらのブログを見られて、ははあこれがオチかと腕組みされても恥ずかしいのだけど、一応そういうルールを設けた。オチがあった方が何かしら、読者の方も感想を抱きやすかろうと。そんな動機だった気もする。小田嶋さんの本に、取り留めもない話こそは特に、最後の着地と決めポーズだけでもちゃんとしないといけないと書かれていて、ああそうかと思ったのだったかもしれない。

で、オチを付けようと思うと、どうしても起承転結みたいな構成が必要になった。やっぱりある程度の長さと流れがないと。オチない。高低さとスピード。オチのインパクトを決める二大要素だろう。

従ってと言うかなんというか、何となくあの話題について書こうかなと思っても、とりあえずオチはどうしようかなと考える必要が生まれた。こんな流れにすればあの辺にオチるのかなとか。この辺もう少し盛り上げて高低差をつくったほうがいいのかな、とか。

要するに、である。

面倒くさくなったわけだ。そういうのが。もう何も考えずに書き出して、ろくすっぽ読み返しもせずに「公開」ボタンを押す。ふとそんなことがしたくなった。

当然、大したものは出来あがらないはずだ。望むところである。

しかし、その大したことのないものを、箸にも棒にもかからないであろう駄文を、あちらのブログにアップするためにはあともう少しだけ勇気が足りなかった。ちっぽけなプライドに邪魔をされた。

ということで、そうして生まれたのがご覧いただいている、日記と名付けられた中途半端なブログである。これはつまり、つまらないことを書くための場所だ。

つまらないことを書く。

果たして書いてる私は楽しいのだろうか。よくわからない。というか、重要な疑義がある気もする。

そもそもこのブログ、開設してからさっそく3日放置しており、何というか、すでに三日坊主ですらない。

砂上の楼閣とでも言うべき不安定な土台と、日本の諺では言い表せないほどの低いモチベーション。

そこに何かが生まれたという事実は逆に驚きではあるが。まあ何となく日々印象に残ったことを書き留めておこうかと思ってもいる。一応。